猫が鳴らすゴロゴロ音♪その理由とゴロゴロ音を聴くことで飼い主が得られる効果とは

猫との暮らし

猫ちゃんと接する機会の多い人なら、猫ちゃんが喉を鳴らしてゴロゴロと音をだすのを聴いたことがあるでしょう。ネコ科の一部の動物でおこなわれるこのゴロゴロ音は、音を出している猫ちゃんだけでなく、そのゴロゴロを聴いている人間にも、様々な効果があると言われています。今回は猫ちゃんがゴロゴロと喉を鳴らす理由と、その効果について調べてみました。

猫ちゃんがゴロゴロいうときはどんなとき?

猫ちゃんはどんな状況でゴロゴロ音を出すのでしょう?
調べたところ主に3つのパターンで考えられているようです。

飼い主とコミュニケーションを取ってリラックスしている時

猫ちゃんと信頼関係にある人や気をゆるしている人と触れ合っているとき、例えば、猫ちゃんを抱っこしているときや、膝の上にのっかっているとき、ねこじゃらしなどのおもちゃで遊んでいるときにゴロゴロと喉を鳴らすことがあります。所感ではコミュニケーション時のゴロゴロが一番多いような気がします。我が家の猫ちゃんたちも膝の上にのっかっているときとあごをさすってあげているときは大抵ゴロゴロいっています。

病気やケガで体がしんどい時

何か病気にかかってしまい、体がしんどい時、けがをして痛いのをがまんしているとき、あるいはストレスでイライラしているときにもゴロゴロ音をだすことがあるようです。
猫ちゃんは、自分が弱っている姿をあまり飼い主に見せない習性があるので、この場合のゴロゴロ音を聞くことは少ないのかもしれませんが、注意深く観察して、もしも場合は動物病院に相談することが大切です。

飼い主になにかを要求している時

「お腹空いたよー」「ごはんちょうだい」「おやつだしてよー」といったように、飼い主に対して何かしてほしいときにもゴロゴロ音が出るようです。
ゴロゴロ言いながらかわいく要求されたらつい甘やかしてしまいそうですね。

猫ちゃんはゴロゴロいうことで何を伝えようとしている?

一番多いパターンであるコミュニケーションを取っているときのゴロゴロ音は、猫ちゃんが喜んでいることや、幸せな状態であること、あるいはもっと触ってほしいという気持ちを表しているのではないかと言われています。
体がしんどいときのゴロゴロ音は傷を癒したり、痛みを和らげるためであると考えられています。
ゴロゴロということで自分の気持ちを落ち着かせたり、体の回復を計って傷を早く治すことができるようです。
要求している時のゴロゴロ音はわかりやすそうです。
いつもご飯をあげている場所でゴロゴロいっていたらお腹が空いたという合図、おもちゃの前でゴロゴロいいだしたら遊んでちょうだいという合図になりますね。

ゴロゴロ音に違いはあるのか?

リラックスしているときは、安定したリズムで低く一定の音が続くのが特徴で、目を半開きにしていたり、体が緩んでいる状態になります
体がしんどいときは、不規則なゴロゴロ音で、時折高低差があり、目が閉じられていたり、しんどそうな姿勢をしていることが多いです。
要求しているときは、ゴロゴロ音に加えて、時折鳴き声が混じることがあり、耳やしっぽが立っていたりすることがあります。
これらの違いを理解することで、猫ちゃんの状態や要求をよりよく把握できるようになりますね。

ゴロゴロ音が飼い主に与える効果は?

猫ちゃんのゴロゴロ音を聴いていると、何故か自分自身も穏やかな気持ちになることがあります。
実は猫ちゃんがゴロゴロと音を鳴らすと、飼い主にさまざまなポジティブな影響を与えることがわかっています。

ストレスの軽減

猫ちゃんのゴロゴロにはリラックス効果があり、飼い主のストレスを軽減します。音のリズムや振動が、心地よい安心感をもたらしてくれるのです。

血圧の低下

ゴロゴロ音を聞くことで、飼い主の血圧が下がるという研究結果があります。これはリラックス効果と直結しています。

精神的な安定

ゴロゴロ音は心を落ち着かせ、精神的な安定をもたらします。飼い主は猫ちゃんと過ごすことで癒しを感じ、気持ちが安らぎます。

健康促進

ゴロゴロ音には、飼い主の免疫力を向上させる効果もあるとされています。リラックスすることでストレスホルモンが減少し、免疫機能が活性化されます。

まとめ

猫ちゃんは実に多くの方法で、飼い主に何かを伝えたり、幸せを与えたりしてくれます。
ゴロゴロと音を鳴らして喜んだり、甘えたりしている猫ちゃんを見ることはとても癒されますし、逆にSOSのサインである場合は、早い段階で動物病院に相談したりすることができます。
ゴロゴロ音の特徴を知ることで、より親密に猫ちゃんとコミュニケーションをとることができるのではないでしょうか。


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