ねこに散歩は必要ない!その理由と外出したがる猫ちゃんの対策
近年、YouTubeなどの動画配信サービスで、猫ちゃんにハーネスを付けて散歩につれていく動画を見ることがあります。
こういう動画を見ると、何も知らない人は、猫も犬と同じように散歩が必要なんだと思うかも知れませんが、
猫ちゃんには散歩は全く必要ありません!
むしろ個人的には絶対にしてはいけないと考えています。
ここでは、散歩をしてはいけないと思う理由と、外出したがる猫ちゃんにどう対応すればいいのかを考えていきます。
散歩中に逃げ出す可能性がある
猫ちゃんは体が柔らかく、俊敏に動きますので、ハーネスをつけていても逃げだしてしまうことがあります。
そして、逃げ出した先で迷子になったり、車に轢かれたりしたらと考えるととても怖くて散歩になど連れていきたくはありません。
私が慎重過ぎるのかもしれませんが、病院に行くために車に乗せる際も、キャリーがしっかり閉まっているかを確認しています。
猫ちゃんの脱走はそれぐらい慎重になって事前対策しておくことが飼い主の責任であると考えています。
病気になる可能性がある
猫ちゃんを外に出すリスクとして、感染症などの病気になることが考えられます。
すでに白血病やエイズなどのキャリアになっている猫ちゃんと触れ合ったり、身体な付着した細菌をなめたりすることで、ならなくてもよかった病気になるかもしれません。
病院に行くことで治る病気ならまだ良いですが、世の中には完治できない病気がまだまだたくさんあります。
そうやってかからなくてもいい病気で、猫ちゃんに苦しい思いをさせ、高額な医療費をかさませるぐらいなら、猫ちゃんに美味しいものを買ってあげて、喜ぶ姿をみたほうが幸せだと思います。
猫ちゃんとってはストレスかも
猫ちゃんには臆病な性格の子が多いので、ちょっとした物音でも物陰に隠れたり、遠くに逃げ出そうとしたりします。
車の音、知らない人の声、散歩中のワンちゃんの鳴き声など、外には色んな音や匂いがあります。そんな環境に猫ちゃんを置くことはストレスのもとになるのではないでしょうか。
また、ハーネスやリードをつけることも猫ちゃんにとってはストレスになります。
猫ちゃんは非常に綺麗好きで、自分の毛並みのケアを常日頃行う動物です。
そんな猫ちゃんが身体を舐めるのを阻害するような物を付けられてストレスを感じるのは当たり前のことです。
ストレスを感じて、飼い主に対して威嚇するようになったり、最悪病気になることだってあります。
そもそも必要ない
「犬は人に安心して、猫は家に安心する」という言葉を聞いたことはありませんか?
そもそも猫ちゃんは一度家猫として生活し始めると家からでたがらなくなる習性があります。
猫ちゃんにとっては家にいることが一番の幸せであり、飼い主のことなど二の次なのかも知れません。
家が安心できるから、夜中に走り回ったり、おもちゃで遊んだりするのです。
ですので運動不足の心配もありません。
そして、猫ちゃんは日光浴によって生成されるビタミンDが少ないことがわかっており、食事からの摂取が主になります。
紫外線の影響を考えると、日光浴は短時間で窓からの光で十分なのです。
猫ちゃんが外に出たがったらどうすればいいのか?
外猫から保護して飼い猫になった子や譲渡会で引き取った子などは、外に出るために扉をガリガリしたり、夜鳴きをしたりする子もいます。
それは環境の変化により不安に思ってとる行動で、慣れてくるにつれて自然としなくなります。
この最初の段階で外に連れ出したりすると脱走を繰り返す猫ちゃんになってしまうので危険です。
引き取った最初はケージから
はじめから放し飼いにすると戸惑う猫ちゃんが大半です。
最初のうちはケージの中で匂いや物音など家の環境に慣れさせることから始めるのがおすすめです。
ケージに布をかぶせて周りをみえなくし、徐々に視界を開けていくと効果的に猫ちゃんを安心させることができます。
少し落ち着いて来たかなと思ったらケージの扉を開放して、猫ちゃんが自分から出てくるようになるのを待ちましょう。
猫ちゃんと遊んであげよう
そうやって徐々に慣れてきたら、猫じゃらしで遊んで遊んであげたり、トンネルなどの猫ちゃんが遊べるものを部屋に置いたりして、家の中に猫ちゃんの楽しいを作ってあげてください。
注意点としておもちゃの誤飲には気をつけましょう。
壁紙や家具に対策を
こうやって新しい環境に慣れてくると、今度は家の中で好き放題暴れ出します。
賃貸などで壁紙を傷つけたくない場合は、ホームセンターに売ってるシートなどで壁紙や扉、家具に対策しておきましょう。
カーテンや絨毯などは...
諦めてください。
我が家ではボロボロになるのを前提で高いものは買わないようにしています。
まとめ
私個人の見解ではありますが、猫ちゃんには散歩は必要ない理由と外出したがる猫ちゃんの対処方法を説明してまいりました。
あくまで散歩させている動画を見て間違った認識を持たないようにして欲しいだけで、猫ちゃんの動画をあげることを否定しているわけではありません。
動画配信によって猫ちゃんの可愛らしさを伝えることはとてもありがたいと思いますし、それによって猫ちゃんを家族に迎えてくれる方が増えてくれれば嬉しい限りです。