ペットを飼うと健康になる?猫の持つ不思議な力

猫との暮らし

皆さんは猫を飼うと健康になるといった話を聞いたことはありませんか?
ペットを飼うと、心身の健康に様々な良い効果をもたらすと、多くの研究結果で示されています。
猫のもつ不思議な力について解説していきます。

猫は日常生活のストレスを和らげてくれる

猫を撫でたり抱っこしたりすることは、触覚刺激を通じてリラクゼーション効果をもたらします。
このフィジカルコンタクトによって、脳内で「幸せホルモン」とも呼ばれるオキシトシンが分泌されます。
オキシトシンはストレスホルモンであるコルチゾールのレベルを低下させ、安心感と幸福感を得ることができます。
特に、猫の柔らかな毛並みを撫でることで得られる触覚刺激は、心身のリラクゼーションを促進します。

猫のゴロゴロ音で血圧の低下

猫が喉を鳴らす「ゴロゴロ音」には、リラクゼーション効果があるとされています。
この低周波音は、人間の心拍数や血圧を安定させるだけでなく、心地よいリズムを作り出し、血圧を下げる効果があります。
また、猫を撫でることで心拍数が安定し、リラックス効果が得られます。
このフィジカルコンタクトは、副交感神経を刺激し、心拍数や血圧を安定させる働きがあります。

猫を飼うことで免疫力が強化

猫を飼う家庭では、猫の毛や皮膚から剥がれ落ちる微細なアレルゲンが存在します。
これらのアレルゲンに日常的に曝露されることで、特に幼少期から猫と共に暮らす子供たちの免疫系は適応し、アレルギー反応が抑制されることがあります。
適度なアレルゲンへの曝露は、免疫系が過剰反応するのを防ぎ、バランスの取れた免疫反応を促進します。

バランスといえば、先に触れたオキシトシンという「愛情ホルモン」が分泌されることで、ホルモンバランスを整える助けとなります。
安定したホルモンバランスは、免疫系の機能を最適化し、病気に対する抵抗力を高めます。

猫ちゃんと遊んで運動不足解消

猫は遊び好きな動物で、特に若い猫はエネルギッシュです。
猫じゃらしやレーザーポインター、ボールなどのおもちゃを使って猫と遊ぶことは、自然と飼い主にも身体活動を促します。
猫が飛び跳ねたり追いかけたりするのを一緒に楽しむことで、飼い主も同時に体を動かすことができます。

また、猫の世話には日々の餌やり、トイレ掃除、水の補充、グルーミングなど、さまざまな身体活動が含まれます。
これらの活動は、簡単なものであっても、座りっぱなしの時間を減らし、日常的に体を動かす機会を提供します。

猫ちゃんがきっかけでコミュニティが広がることも

猫は感情のサポート役としても優れています。飼い主がストレスを感じたり、落ち込んだりしている時、猫は静かに寄り添ったり、優しい仕草を見せたりします。
このような感情的なサポートは、孤独感を和らげ、心の安定を促します。

また、猫を飼うことで、飼い主同士の交流や情報交換が生まれることがあります。動物病院やペットショップ、オンラインの猫愛好家コミュニティなどを通じて、他の猫飼い主とのつながりが増えます。このような社会的なつながりが孤独感を軽減し、コミュニティの一員であるという感覚を強めます。

まとめ

猫を飼うことによって、運動不足の解消やストレスの軽減などさまざまな健康効果をえることができます。
なにより、一緒に過ごすことで心が落ち着き、リラックス効果をえることができます。
また、猫の健康を気遣うことが自分の健康への意識向上にもつながります。
猫のために適度な運動やバランスの取れた食事を考えることで、自分自身の生活習慣も見直すことが多くなります。
これらの理由から、猫を飼うことは身体的にも精神的にも健康に良い影響をもたらします。
猫との楽しい時間が、自然と身体活動を増やし、健康的な生活習慣をサポートしてくれるのです。


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